この性能こそが王者たる所以。
「タテイルアルファサンクールプレミアムエディション」。
劣化を知らない「無機」と、フレキシブル性を有する「有機」。
互いの肯定的側面は先進のハイブリッド技術により
世代交代という新たなポテンシャルを示す。
タテイルアルファサンクール プレミアムエディションの特長
弱溶剤2液超低汚染形無機塗料遮熱タイプ
【遮熱性】
特殊黒顔料に依存することなく近赤外線領域波長の高反射率を実現。
【超耐候性】
ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする合成樹脂を採用し超耐候性を実現。
【超低汚染性】
雨水が汚染物質を流し落とすハイドロクリーニング効果により遮熱効果が長期間持続。
【高塗着性】
先進の技術による高い塗着力と隠ぺい性で驚くほどの美しい仕上がりに。
【高光沢性】
優れたレベリング性によるなめらかで美しい仕上がりを実現。
【難燃性】
万が一の火災時にも燃焼しにくい。
【防藻・防カビ性】
藻の発生を抑制しカビに対して強い抵抗力を発揮。
耐候性を維持し早期退色不安を軽減。従来の遮熱塗料の概念を超えた「タテイルアルファサンクール プレミアムエディション」。
遮熱塗料の課題であった変色・退色のリスクを設計段階から見直し・改善。耐候性と遮熱性の両立を実現しました。
変色制御混色で退色・変色リスクをコントロール
遮熱塗料は通常、太陽光(近赤外線)を大きく吸収するカーボンブラックを使わないことで遮熱性能を向上させていますが、退色に強く耐候性に優れたカーボンブラックを使わないことは、一般塗料以上に退色・変色のリスクが生じる要因となっていました。 タテイルアルファサンクールは特殊黒顔料等に依存せず、耐候性に優れた顔料同士の退色速度を揃えることで早期退色不安を軽減しました。
〈変色制御混色〉
耐候性の高い顔料で各顔料の退色スピードを合わせ極端な一方向への変色を防ぐ。
樹脂と光安定剤(HALS)を増量し退色進行を最大限抑制
【退色のメカニズム】
樹脂の劣化により、紫外線等の影響を顔料が直接受け変色・退色。
【タテイルアルファサンクール】
樹脂量と光安定剤(HALS)を増やし、顔料の退色進行を最大限抑制。
「タテイルアルファサンクール」と「一般屋根用塗料」の比較
室内の温度上昇の要因である太陽光(近赤外線)を反射し、蓄熱を抑制することで夏場でも室内温度の上昇を抑え、省エネ・節電に繋がります。さらに高耐候性、低汚染性により塗膜表面の劣化を防ぎ、遮熱性能を長期にわたり保持します。
一般屋根用塗料
■太陽光(近赤外線)を吸収して室内温度が上昇、エアコンは強
■室外機もフル稼働で、排出するCO₂も多量
タテイルアルファサンクール
■太陽光(近赤外線)を跳ね返すため、エアコンは弱で部屋が快適
■室外機から排出するCO₂の軽減
サーモグラフィーによる屋根モデル表面温度分布(熱画像)
2枚の屋根モデル(鉄板)の左側にタテイルアルファサンクール、右側に一般屋根用塗料を塗布し、サーモグラフィーで測定した結果です。一般屋根用塗料と比較し表面温度で約20℃の差がでました。
〈照射実験写真〉
優れた遮熱性能による高反射率
太陽光は波長によって紫外線、可視光線、赤外線という3つの領域に分けられます。紫外線は塗膜の劣化の大きな要因、可視光線は人が色として認識できる光の領域、そして赤外線は熱線とも呼ばれ、物質に吸収されると熱へと変化します。その温度上昇の原因となる近赤外領域(780〜2500nm)の赤外線を反射するほど遮熱性能が高くなります。タテイルアルファサンクールは一般カーボン系塗料に比べ高い反射率を実現しています。
遮熱塗料対応下塗り材との併用で近赤外線をダブルでブロック!!
タテイルアルファサンクールに遮熱塗料対応下塗り材を使うことにより遮熱性能はさらに発揮されます。
超耐候性とシラノール親水技術による超低汚染性により長期にわたり遮熱性能を保持。
遮熱塗料に耐候性と低汚染性が求められる理由
劣化が進むと塗膜表面の平滑性が失われ
日射反射率が低下。
汚れが付着して黒くなると
日射反射率が低下。
タテイルアルファサンクールの超耐候性と超低汚染性が長期にわたり日射反射率の低下を防ぎ遮熱性能を維持し続けます。
“ラジカル”を5つのステージコントロール技術で抑制
紫外線などが原因で発生する塗膜劣化の原因になる「ラジカル」を「5つのステージコントロール技術」で抑制コントロール。HALS(光安定剤)が発生したラジカルを封じ込め、紫外線などの侵入を厚い無機バリア層がブロックします。
①
厚い多重構造無機バリア層で酸化チタン(白顔料)の表面をコートして紫外線の侵入を防ぐ。
②
発生してしまったラジカルも厚い多重構造無機バリア内に封じ込めラジカルの増殖を抑制。
③
紫外線吸収剤(UVA)により紫外線を吸収し熱などのエネルギーに変換して放出。
④
光安定剤(HALS)により発生したラジカルを封じ込め増殖を抑制。
⑤
樹脂にはガラスと同じ珪石(石英)を原料とする紫外線に強い合成樹脂を採用。
多重ラジカル制御形酸化チタン
[多重構造白顔料]
アルミニウム、ジルコニウム、ケイ素、有機物で処理されており、自動車や重防食等の極めて高い耐候性が求められる分野で使用されています。タテイルアルファサンクールはラジカル制御効果に大きく貢献するSi層、Al層の処理方法を見直した新しい処理法により、既存のラジカル制御形酸化チタンをはるかに凌ぐ耐候性に最も特化した酸化チタンを採用しました。
紫外線吸収剤(UVA)と光安定剤(HALS)のはたらきによる相乗効果
紫外線から塗膜を守る“盾”の役割を果たすUVAと、
ラジカルの増殖を抑制し塗膜劣化の拡がりを防ぐ“薬”のような役割を果たすHALSは、併用することで塗膜の劣化抑止効果が相乗的に向上します。
樹脂劣化の直接要因となるUV-A波とUV-B波を効果的に吸収し無害な熱として放散。
UVAが防ぎきれず発生してしまったラジカルを封じ込めて無害化し、塗膜劣化の進行を抑制。